自宅近くの駅中にある売店Merciが先月いっぱいで閉店してしまった。
ここ板橋にひっこしてきてから3年、週末以外はほとんど夜しか家にいないし、隣近所に友達も知り合いもなく、、顔見知りで毎日声かけあってたというのは売店のおばちゃんやコンビニのおばさんくらい。
なかでもMerciのおばちゃんは、私が抱っこして子連れ通勤してるときから、パパと保育園に登園するようになるまでの毎日を見ていてくれたので、成長を一緒に話していたくらい仲が良かった。
パパと娘は、朝早くにそこの売店に寄って『おはよ〜』の挨拶と、何かしらを買ったり買わなかったり。それでもおばちゃんは娘に、あめちゃんやお菓子をもたせてくれることもたくさんあった。
私はその後の時間に寄り、おばちゃんから
『にこちゃんグズグズしながら行ったよ〜』
『今日は元気にいったよ〜』
と朝の様子を聞き、毎日お水を買うのと、木曜日には週刊文春を買うだけだったけど朝に立ち話をするこの時間が好きだった。
どこかに行けばお土産をわたしたり、、とっても良い関係だった。
おばちゃんとお別れになってしまうまえに、娘はおばちゃんに絵をあげ、写真を一緒にとってもらった。
おばちゃんがいなくなって4日。
毎日とおる駅がさみしいものになってしまった。
娘もおばちゃんがいなくてさみしいね〜なんていってるし。
ある意味、ストアエクスペリエンスっていうのは、こういうことなんだろうなって思ったりした。
ただ売り買いするだけではなく、ちょっとした対話ややりとりをすることで新たな関係ができ、そこの店に愛着ができるというかなんというか、、
ああ、なんだかわたしもこういう売店のおばちゃんのような仕事、場所がほしいなぁと思った。
それが駄菓子屋かカフェか、売店かどうかはわからないけど、、“いつもそこにある人”になるのもいいなぁとおもった。
同じ駅に住んでいるおばちゃんだから、いつか偶然会える事を楽しみにしてプリントアウトした写真を毎日持ち歩く事にしよう。