以前のエルメスプライベートシネマの記事はこちら
先週末にいってきた銀座エルメスのプライベートシネマ。
ル・ステュディオ。
11月のテーマは「イリュージョン」で、トリッキーな映像やアニメーション、影絵、特殊視覚効果などの短編オムニバス。
前回いったときは娘同伴でも大丈夫だったので、今回も一緒に行ったら中学生以下はお断りしているんです、、と言われしぶしぶ帰ろうとおもったら、今回は大丈夫ですけれど、万が一、お声をだしたりするようなときは申し訳ございませんが、とのことで入場させていただきました。
10階にあがり、パンフレットと飴ちゃんを頂き、皆さんの迷惑にならないような出口に近い場所に席をとり、娘と鑑賞。
はじめのフィルムは、ドレスをきた女や男爵がでてくるので食い入るようにみていたし、
2、3番目は面白いアニメーションだったのでそれもまたしっかり釘付けに。
ただ館内がぬっくぬっくすぎて喉がかわくし暑くなっちゃったようで4本目でパパと退室。
(館内飲食禁止なので)
私は最後まできっちりみさせてもらったんだけど、
面白い映像ばかりで、クリエーティブな脳みそになった気分。(笑)
いつも思うのだけれど、このル・ステュディオは、いいフィルムをみさせてくれるので
ぜひとも子ども鑑賞日をつくってもらえたらなぁ。
小さい頃から良いものをみるのってすごくいいと思うし、刺激も受けると思うし。
前回みた
エルメスで働く職人さんたちを映したドキュメント映画とかは小学生、中学生にぜひともみてもらえたらいいなぁ。ものづくりにかける熱い想いとか、素晴らしさとか。なによりもみんな自分たちのつくったモノを愛してる姿に感銘をうけるとおもうんだ。
観賞後に、アンケートにもかかせてもらったけど、いつか子どもむけにも開催されることを願うばかりです。
フィルム詳細は下記にて。
『ミュンヒハウゼン男爵の幻覚』Les hallucinations du Baron de Münchausen
1911年/フランス/10分31秒/モノクロ/35mm
監督:ジョルジュ・メリエス
酒に酔った男爵は摩訶不思議な夢を見る。古代から地獄を思わせる場所まで舞台はめくるめく移り変わり、ドラゴンや蜘蛛女など様々な怪物に遭遇する。
『へんてこなオペラ』Magical Maestrio
1952年/アメリカ/6分30秒/カラー/35mm
人気オペラ歌手に共演を断られ、腹を立てた手品師。仕返しに、魔法の杖を使って公演中いらずらを仕掛ける。オペラ歌手の愛嬌あふれる七変化に注目。
『プリンス & プリンセス』Prince et princesse
2000年/フランス/13分/カラー/35mm
ミッシェル・オスロ独特のファンタジックな影絵アニメーション。王子と王女の愛のおとぎ話が、光と影のイリュージョンによって幻想的に浮かびあがる。
『ルーズ・コーナー』Loose Corner
1986年/アメリカ/10分/カラー/16mm
「ルーズな」部屋の隅で、女の子が伸びたり縮んだり、犬が現れたり消えたり。三次元のルールが宙吊りになり、私たちの知覚を翻弄するヴィデオ・アート作品。
『オブラス』Obras
2004年/フランス/12分/カラー/35mm
バルセロナを舞台に、時間・空間を超えて街の破壊と再建を辿る。アニメーションを交え、都市の変化がバーチャルかつ詩的に描き出される。
『ノイズ』Noise
2011年/ポーランド/7分/カラー/デジタル
「音」に形を与えるとどうなるか?ポップなアニメーションによって日常の音を視覚化するとともに、私たちの視覚や想像力がいかに音に影響されるかを気づかせる。
『さなぎと蝶』La chrysalide et le papillon
1901年/フランス/1分59秒/モノクロ/35mm
巨大な芋虫を蛹の中に放り込むと、美しい蝶に変身した。男は蝶を捕らえようとするが……。映画の魔術師メリエスによる、エキゾチックなファンタジー。
これをみたあとに、ソニービルでプラザをふらふらとみて、Diorのエキシビジョンへ